グループ戦略・組織再編支援

なぜグループ戦略が必要なのか?

グループ企業を多く抱えている企業において、ゴーイングコンサーンを前提とすれば、グループ経営のゴールは、グループ各社の単体業績ではなく、グループ全体での収益性、成長性、安定性を維持・拡大していくことであると考えます。

成長性 ~グループ全体でいかに高い成長を維持し続けるか?~

ひとつの製品やサービスを取ってみると、時間の経過とともに、必ずいつかは成熟し衰退していきます。
成長市場に位置する事業、成熟市場に位置する事業、衰退市場に位置する事業、グループ内のさまざまな事業を包括的に捉え、各社単体ではなく、グループ全体での成長を図っていくことが重要です。

収益性 ~グループ全体でいかに高い収益を確保するか?~

グループ各社が単体での短期的な収益をゴールにすると、将来に向けたグループ目線での成長投資がおろそかになる可能性があります。
投資が無ければ将来の収入はありません。グループ全事業を合計した収益が中長期的に最大化するよう俯瞰的に投資案を考えることが必要となります。

安定性 ~いかに特定事業への依存度を低くし、将来のリスクに備えるか?~

グループ全体の収益が特定事業に依存していると、その事業が衰退したときにはグループの維持が困難になりなす。複数企業を有していても、それが特定事業に付随する事業であれば同様です。
市場の成長ステージの異なる複数の事業に投資を行い、収益の柱に育てることが必要です。
その意味で、新規事業には短期的なリスクはありますが、成長する市場に投資しなければ、長期的なリスクが大きくなると言えます。

ご提供するサービス

グループ経営戦略立案

グループが抱える各事業の市場環境や競争優位性を分析し、個別事業への投資強化、撤退・売却、新規事業への参入などをディスカッションします。そのうえで、将来のグループ事業ポートフォリオ案と各社のミッションやKPIなどを策定し、具体的なアクションプランに落とします。

グループ組織再編

グループ内企業の事業領域の重なりによる業務効率の低下やカニバリズムの発生を防ぐことを目的として、業務分析やシナジー分析を通じ、各事業の分割・吸収、グループ企業の合併案などを策定します。また親会社が抱える事業の分社化や持株会社の設立を支援いたします。

これまでの実績

当該領域の代表的なコンサルティング実績は以下の通りです。(前職時代含む)

No業種テーマ
1石油商社ポートフォリオ変革に向けたグループ戦略策定
2食品製造業成長領域進出のためのグループビジョン検討
3建設業事業の選択と集中のためのグループ組織構造検討
4飲料メーカー統一フォームによる全子会社の経営計画策定支援
5電力会社グループ企業の経営計画チェックシート作成
6食品卸売業事業承継をにらんだ持株会社設立支援
7薬品商社持株会社化に向けた組織・人材像の検討
8エネルギーグループ再編に向けた持株会社化検討支援
9建設会社事業承継に向けた組織再編・持株会社化検討
10外食チェーン地域分社を目指した持株会社設立支援
11電力会社子会社の分割・統合によるグループ再編支援
12地方銀行子会社の親会社への吸収合併検討支援
13情報通信業非コア事業部門の子会社化検討
14鉄道会社子会社の分割・統合によるグループ再編支援
15電力会社子会社のアライアンス戦略検討支援